オンライン英会話のトライアルを実施してみて

オンライン英会話のトライアルを実施しました

普段は私が一人で、すべてのクラスのレッスンを担当しています。今回は、生徒さんたちに「日本語が通じない環境で英語を使うこと」を体験してもらいたいと思い、オンライン英会話のトライアルを実施しました。

フィリピンの先生にZoomでグループレッスンをしていただき、高校生女子、小学4年生、中学1年生の3クラスが参加しました。

高校生女子のクラスでは、生徒さんたちが考えた「フィリピンのおすすめの食べ物は?」「英語を学んでいてよかったと思うことは?」という質問をもとに、レッスンを進めていただきました。

オンライン英会話は初めてという生徒さんばかりでしたが、先生の質問に答えるだけでなく、自分たちからも積極的に質問できていました。

小学4年生のクラスでは、「好きなおやつ」をテーマにShow and Tell。それぞれがおやつを見せながら紹介し、お互いの好きなおやつについて話しました。

意外にも、チータラやカルパスといった甘くないお菓子を紹介する子が多く、先生もびっくりした様子でした。

こうした教科書通りに進まないやり取りには、その場ならではの驚きや反応があって、いいですね。ちなみに、先生の好きなおやつは、大学芋のようなデザートでした。

そして、中学1年生のクラス。テーマは「好きなスポーツ」です。

学校のテストでも力を発揮している生徒さんが多く、事前に質問も準備しました。習った表現を使って、どんな会話ができるかなと楽しみにしていました。

ところが、実際に始まると緊張から笑ってしまったり、なかなか言葉が出てこなかったり。知っている英語を、その場で使うことの難しさが見えました。

特に気になったのは、「質問をして、答えを書いたら終わり」になってしまうことでした。

先生が答えてくださっても、その内容への反応がなく、次の質問へ進んでしまうのです。

もちろん、初対面の先生と英語で話すのですから、緊張するのも無理はありません。また、答えを記録することに一生懸命だったのかもしれません。質問を準備するだけでなく、その答えをどう受け止め、会話を続けるかまで、普段から練習する必要があると感じました。

「そうなんですね!」
「私も好きです」
「どうしてですか?」

短い一言でも、相手の話を聞いて反応すると、やり取りがつながります。答えに興味を持ち、もう少し聞いてみる。自分のことも伝えてみる。そうしたキャッチボールを重ねることが、会話なのだと思います。

今回の体験で改めて感じたのは、英語の知識と、それを使ってコミュニケーションを取る力の両方を育てる大切さです。

中学生になると、定期テストや受験のための勉強が大きな割合を占めるようになります。成績ももちろん大切ですが、習った英語で誰かと話せた、相手のことがわかったという経験も、同じように大切にしたいと思います。

週に1回、1時間のレッスンでできることは限られています。それでも、質問に正しく答える練習に加えて、相手の答えに反応したり、そこから話を広げたりする時間を、もっと作っていきたいです。

通常レッスンへのオンライン英会話の導入は、まだ決まっていません。生徒さんたちの感想も聞きながら、英語を使う喜びにつながる形を考えていきたいと思います。